個人事業主の住宅ローン
一般に自営業の人はサラリーマンに比べて住宅ローンの審査に通りにくいと言われています。
住宅ローンのような長期の貸付は所得の安定性が求められます。
現代ではサラリーマンだから安定しているとも思えませんが、自営業に比べれば遥かに安定しているという扱いです。
どう考えても結婚して退社するだろうと思われるが、勤続10年のOLさんの方が高評価を受けることがあります。
住宅ローンの審査評価は審査時のものなので、住宅ローンの審査に通って支払いを始めれば仕事を辞めたっていいわけです。
返済が出来なくならない限り、その後の状況の変化は問題になりません。
個人事業主の場合、過去3年分の確定申告書を求められる事が多いと思いますが、これで安定性を見ているとも考えられます。
融資の限度額の算定も3年の内の所得が最も少ない年を基準に考えられる事が多のです。
昨年から所得が急激に増えていても、業績が急上昇で高評価とは直結しにくいんですよね。
何かと厳しい評価の個人事業主ですから、3年はキッチリと所得を出して準備をしておくのがいいと思います。
住宅ローンの審査を優先するなら、少しぐらいの経費は落とさずに所得を上げる期間が必要です。
その期間は税金が多くかかりますが割り切りましょう。
確定申告をしていない人は論外ですからね、念のため。